第52期王位挑戦者決定戦
2011年6月13日 (月)
14時頃の局面
【Twitter解説】
午前中までの【Twitter解説】のまとめです。
(15手目)「先手は端の9五の位まで取りました。対して後手は穴熊に組んでいくと思われます。序盤から慎重に時間を使われ、ゆっくりした展開が続いています」(大石直嗣四段)
(18手目)「この戦型は2筋が大きなポイントとなることが多いです。先手が▲2五歩と突くか、あるいは後手から△2四歩と突くか。先手は▲2五歩と突くと、後手に2筋を逆襲されることに注意しなければなりません。後手は△2四歩と突くと手が遅れてしまい、先手に早く動かれてしまうことに気をつけなければなりません」(中村太地五段)
(21手目)「羽生名人は銀冠に進めました。『レグスペ』(角交換振り飛車穴熊)が有名になりだしたころ、僕は銀冠が有力と考えていたのですが、多くのプロは矢倉に囲って戦っていました。その後、僕も矢倉を多用するようになったのですが、いまはまた銀冠が増えているようです」(片上大輔六段)
「この戦型において居飛車側が矢倉風に組むイメージだったのですが、銀冠も増えているんですね。今後の展開としては先手は囲いを中心とした駒組み、対して後手は△2二飛と回って2筋から動きを見せるような感じでしょうか」(大石直嗣四段)
(八雲)