第52期王位戦七番勝負第5局 Feed

2011年8月24日 (水)

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2日目11時頃、広瀬王位は△6七角と敵陣に打ち込みました。直前には控え室でも発見されていた手で、先手側の思わしい受けは発見されていませんでした。

たとえば▲4四成銀と攻め合うのは、△7八角成▲同金△6七金▲7九金△7七金▲同銀△6七と(図)と、単純に攻められて先手まずいようです。

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(烏)

2011082373

【棋譜コメントより】
△5八角を消しつつ、と金に働きかける。「△6七と▲同金△5八飛成▲6八金引ですかね。△5六歩と打てば千日手も視野に入ってきます。これは△5六歩と打つような気がしてきました」(井上九段)

【Twitter解説】佐藤和俊五段
△5八角が入ってはまずそうなので▲5八歩は攻めを遅らせる手筋の一着です。と金を大事にするなら△同と、スピードをあげるなら△6七とが考えられます。▲5八歩に△同とは▲5六桂が痛いですね。よってと金を大事にするなら△5六歩でしょうか。△5六歩と打てば井上九段の解説の通り千日手の可能性も普通に高そうです。

(烏)

2011082341

【twitter解説】佐藤和俊五段
1日目の流れですが、振り飛車穴熊は私も可能性が一番高い戦形だと予想していました。振り穴も先手後手の差は大きいですがただ先手でもその利を生かして良くしにいく戦法ではないので後手番の方が気楽に指せる意味もあります。
1日目で印象残った手は羽生二冠の41手目▲1六歩です。▲2四歩からの仕掛けの際に▲1七桂の余地を作った手ですがこの形での新手筋だと思います。ただ成功したかは微妙で封じ手の局面は後手番の振り穴なら後手もまあまあの分かれに思います。

(烏)