△２五歩が指されると、「お、打ちましたねえ。まずは先制パンチですね」と森下九段。
「現局面は前例はあるんですかね。あまり見たことがありませんね」。
データベースで検索してみると前例は５局。一番新しいものでも2003年だった。
対局地の門司港はレトロな街並みが特色の観光地。盤面もレトロな展開となっています。

控室で継ぎ盤を動かす森下九段。

図から▲２八飛△７四歩と進んだ局面で11時30分を回った。
消費時間は▲広瀬１時間９分、△羽生１時間５分。

（八雲）

（11時頃の控室。中座七段が横歩取りの最前線を解説中。藤田女流初段が神妙な面持ちで聞いている。27手目▲３六歩を見て、中座七段が「お、突きましたね。やっぱり」とつぶやいた）

（文）

10時30分に対局室におやつが運ばれました。
広瀬王位の注文はケーキ（洋菓子）盛り合わせとストレートティー。
羽生二冠はレモンティー。

広瀬王位が注文したケーキの盛り合わせ。
あまりの豪華さに、写真を見た関係者は「あれ、これは昨日の前夜祭の写真ですか？」

（八雲）

広瀬王位は鋭い表情で羽生二冠を待っている。

上座で駒を取り出す手つきも堂々としていた。

羽生二冠は、一日目はリラックスした雰囲気。

駒を並べ終えてから、入念に眼鏡を磨く羽生二冠。

（八雲）

本局はTwitterを使って解説が行われています。
https://twitter.com/#!/shogi_mobile

１日目の解説者は飯島栄治七段です。

飯島　栄治（いいじま・えいじ）七段

（八雲）

引き締まった表情で対局開始を待つ広瀬王位。

羽生二冠は穏やかな表情でお茶を一口。

立会の森下卓九段から開始が告げられました。

注目された広瀬王位の３手目は居飛車を明示する▲２六歩。
羽生二冠は△８四歩と応じて、横歩取り模様に進んでいます。

（八雲）