図は151手目▲3五桂まで。手数は150手を超えました。▲3五桂は桂香穴熊を生かした反撃です。以下△3六玉▲4五角△3五玉▲5三角と進んでいます。その局面は先手が勝ちになっているといわれています。
(銀杏)
第51期王位戦七番勝負第6局
2010年9月 2日 (木)
珍形発生
死力を尽くした千日手指し直し局。広瀬六段が▲2七桂と王手。△2六玉と逃げて、再び「桂頭玉」となります。モニターを見て、「すごいな…」と嘆息する関係者もいます。数手後、広瀬陣は桂香穴熊となりました。
(銀杏)
21時5分ごろの対局者カメラ
21時5分の控え室
逆転模様
図は130手目△2六桂の局面です。「逆転模様といっていいです」と中村九段。深浦王位執念の指し回しが功を奏した格好です。検討陣は先手玉が寄るかどうかを調べています。
(銀杏)
20時45分ごろの局面
図は119手目▲1六桂の局面。広瀬六段は残り2分程度、深浦王位も残り10分程度となっています。▲1六桂に△1五玉と逃げられると、「桂頭玉寄せにくし」の懸念がありますが、広瀬六段はどのような手段を用意しているのか。
(銀杏)