第51期王位戦七番勝負第6局 Feed

2010年9月 1日 (水)

Oui2010090143 図は43手目▲2四歩まで。1日目午前中に早くも歩がぶつかりました。中村九段に現局面について聞きました。「二人とも第4局で死ぬほど考えたでしょうから、この局面も想定内の戦いだと思います。深浦王位の▲7九金寄(41手目)は自然な手ですが、1手遅れるので第4局は▲3五歩と仕掛けたのでしょう。(広瀬六段が比較的短考で△5五歩と突いたことについて)▲7九金寄は予想していたのでしょうね。本局も私がわからない進展になるかもしれないですが、変化が狭そうなのでどうか。広瀬六段は動いた以上は良くなる順があると見ています」
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(駒がぶつかり、中村九段、佐藤七段が検討開始。上の図から△2四同歩▲5五歩△5六歩の進展を調べている)

(銀杏)

Oui2010090141 11時40分ごろ、深浦王位が41手目▲7九金寄として第4局の進行に別れを告げました。第4局では▲2四歩△同歩▲3五歩と仕掛けていました。第4局の進展よりも良いと判断したものと考えられます。
(銀杏)

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(「松風」の間の入り口。大正15年に関根金次郎十三世名人が対局するにあたり、陣屋を指名した。その対局が行われた「松風」の間は、新聞社以外で初めて公式対局が行われた対局室と言われる)
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(重厚感のある廊下)
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(陣屋は、『松風の間』は明治天皇が宿泊するために黒田藩が大磯に建てられたもの。それを三井財閥が現在の場所に移築した。社会的ニュースになった「陣屋事件」の舞台でもある)
(銀杏)

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(陣屋は、鎌倉時代には源頼朝の側近で初代侍所別当の和田義盛の別邸があった)
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(陣屋は大正7年、三井財閥の別荘「平塚園」が始まり。歴史と由緒ある旅館だ)
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(新宿から1時間ほどで閑静で緑豊かな陣屋に来ることができる)

(銀杏)