10時50分現在、75手目▲4二銀まで進みました。深浦王位が攻勢を取り、広瀬六段が反撃のチャンスをうかがう展開です。図では(1)△4二同飛と(2)△7一飛が有力。
(1)は△同飛▲同馬△6七銀▲2一飛△7八銀成▲同金△6七金▲7九銀打△7八金▲同銀△6七金▲7九金△7八金▲同金△6七銀▲7九金打(参考図)と進むと千日手模様。どのタイミングで打開が利くかが焦点です。穴熊戦で金銀の打ち換えによる千日手は出現しやすく、第5局もこのパターンでした。
(2)△7一飛▲5三歩△4一歩▲5二歩成△4二歩▲6二と△同金▲5四馬△5三歩(参考2図)が検討されています。参考2図は先手の馬がどこに逃げるのか。
(銀杏)
第51期王位戦七番勝負第6局
2010年9月 2日 (木)