第51期王位戦七番勝負第5局 Feed

2010年8月24日 (火)

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宿泊先のGRANDVRIOHOTELへ戻り、別館2階にて夕食会が
行われた。中華料理に舌鼓を打ち、夕食会はおよそ1時間30分
ほどでお開きとなった

(吟)

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広瀬の▲6五飛に深浦が封じ手を行って1日目が終わった
1日目の消費時間は広瀬が2時間35分、深浦4時間54分。
再開は明朝9時となる

「ここまで進行が早いのには驚きました。現局面は先手持ち
ですね。やはり▲5九歩の受けがあるのが大きいと思います。
1日目の印象ですが、37手目の▲3六歩が印象に残りました。
私は▲3九金を予想していたのですが、この▲3六歩は▲3九
金以上に価値のある一手だったと思います」(澤田四段)

現地の棋士が見た1日目

「1日目から激しい戦いとなりましたね。深浦さんの長考が目立ち
ました。深浦さんの指し手が難しく、まだまだ大変な戦いですね」
(立会人・桐山九段)

「広瀬さんのペースかと思っていましたが、居飛車が銀・桂交換の
駒得がものを言う展開になりそうですね。なのでどちらかと言えば
深浦さんを持ちたいですね。△7七角成▲同桂に△5七歩成(44
手目)で△5五角と打っていれば、はっきり深浦さんを持ちたかった
ですね」(副立会人・武市六段)

「昼までは早い動きで、深浦さんに面白い手があると思っていました
が、駒得すればするほど、居飛車を持つ自信がなくなってきました。
よって振り飛車を持ちたいですね」(日本将棋連盟理事・青野九段)

「(5七の)金を取れれば、駒得が大きく居飛車を持ちたいですね。
ただ、先手からの▲3四桂が入れば振り飛車も面白いと思います。
難しいですね」(大盤解説会で聞き手を務める、室谷女流1級)

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深浦が封じている間、対局室にて待つ桐山九段と広瀬

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深浦が封じ手を手に対局室へ戻ってきた

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封がきちんとなされていることを確認して、署名を行う広瀬

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深浦が駒を駒箱に納めて1日目の対局は終了

(吟)

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(写真は連続静止画より)

17時50分副立会人武市六段が対局室へ入ったが、少しして退室した。
控え室に戻ってきた武市六段によると「深浦さんが記録係に図面を作っ
て下さいと声を掛けてました」とのこと。▲6五飛に深浦が封じ手を行う
ことになるようだ

(吟)

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17時25分頃△7八銀と深浦が打った局面。
「△7八銀ですか。これは考えていなかったです。
この手は駒得をさらに広げようという手ですね」
(澤田四段)。

ここで封じ手にするのではと控え室で言われてい
たが、広瀬の手がスッと伸びて▲6五飛と着手した
控え室では指さないと見られたため、広瀬が指した
ことに驚きの声が上がっている

(吟)

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広瀬の▲6四歩に深浦が30分以上考えている。
「先に▲6四歩でしたか。△6四同歩には▲3三
角成△同銀▲3五歩ということだと思います。た
だ、先に△7七角成ですと、以下▲同桂△6四歩
▲8五歩が気になります。どこかで△5七歩成▲
同金を入れたいのですが、タイミングを間違えると
▲3八飛~▲3五歩の攻めがあるので、注意が必
要ですね。先ほどの、△6四同歩▲3三角成△同
銀▲3五歩の局面まで進むと後手が大変だと思い
ます。しかし、▲3三角成に△同金にも▲3五歩が
ありそうです」(澤田真吾四段)
席を外していた深浦だったが、対局室に戻ると棋譜
を受け取り、じっと眺めている。
広瀬は席を外している

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(連続静止画より)

(吟)