第51期王位戦七番勝負第4局 Feed

2010年8月10日 (火)

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立会人の加藤九段が両対局者の名前や対局地など
サラサラと書いていき、立会人の署名を入れる

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副立会人の先崎八段も加藤九段の隣へ、フルネーム
を署名する

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封じ手は2通署名し、1通は立会人が、1通はホテルが
翌朝まで預かることになる

(吟)

Oui2010081059_2 図は59手目▲1一との局面。深浦王位は▲2四歩と仕掛けてからは、さほど消費時間を使わずに指し進めています(39手目▲6九金で2時間10分。59手目▲1一との局面で2時間59分)。広瀬六段は午後に入ってから長考する場面が増えています。深浦王位はどこまでが予定なのかは気になるところです。

(銀杏)

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対局室のある別館の玄関。外は木々が揺れ、
空模様はどんよりとして小雨が降り出してきた。
九州地方は台風上陸が報じられている

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局面も空模様と同様に風雲急を告げている。
1日目の17時で上図の局面。すでに優劣は
ついているのだろう

(吟)

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深浦が▲4三とと寄った局面。

「相穴熊で1番いけないのは同じような形で少し悪いと言うのが
まずいパターンですね。この将棋は互いに主張点が違います。
先手はと金攻め、後手は馬を作っての攻めです」(先崎八段)

ここで△5四飛に「▲1一と△5七歩成▲同角△同飛成▲5八香
△4八竜▲5三香成。先手が食いつきに成功しているのかどうか、
穴熊感覚が問われます。次に▲6二成香△同金▲3二飛成の攻
めがあり、振りほどくのは難しいようにも見えます」(金井五段)

(吟)

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「△5六歩まで進みました。ここで▲3三歩成なら互いに我が道を
行く攻め合いになります。1日目から激しくなりました」(金井五段)。

金井五段が指摘の通り、▲3三歩成が着手された。1日目の16時
過ぎで55手目まで進行し、すでに穏やかではない局面を迎えている

(吟)