2025年8月

2025年8月20日 (水)

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81手目▲7七銀の局面で永瀬九段が32分考えたところで12時半となり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は、▲藤井聡5時間48分、△永瀬4時間8分(持ち時間各8時間)。対局は13時半に再開します。

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図は△7四桂と銀取りに打った局面。森下卓九段は「永瀬九段が順調に進めています。手番を持って攻めていますね」と話します。

中田功八段は「いつ見ても藤井王位が考えていますよね。持ち時間の使い方でも永瀬九段が有利に進めています」と言い、ふたりとも後手がリードを奪いつつあると見ています。

現局面で藤井王位が約30分考え、残り時間は約2時間20分。対して永瀬九段は約4時間20分残しています。

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(対局開始前の永瀬拓矢九段)

10時から、宗像ユリックスのロビーで稲葉陽八段と藤井奈々女流初段による、地元のこどもたちへの指導対局が行われています。

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(光が入って明るいロビー)

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(稲葉陽八段の指導対局)

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(藤井奈々女流初段の指導対局)

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(周囲でご父兄が見守っている)

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(上の写真右側に写るアートの作品名)

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藤井王位は75手目に▲4二馬と飛車を取り、△同金に▲8二飛と飛車を打ち込みました。この飛車打ち自体は両取りですが、手番を得た後手からの△4七角成▲同金に△7四桂や△6五歩などの攻めを呼び込んでいる可能性もあります。

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(10時半頃、館内を歩く中田功八段)

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(封じ手の封筒を再掲。左が中田功八段、右が稲葉陽八段が書いた。署名はそれぞれの自筆)