2024年8月

2024年8月19日 (月)

20240819d

封じ手予想は中田功八段、豊川孝弘七段、武富礼衣女流初段ともに▲8四角で一致しています。角を逃げながら歩を取る自然な手です。以下△5一飛に▲2四歩から激しい変化を検討していました。図で▲6六角や▲4六角では苦しいといった見解です。

本日の中継は以上です。
明日2日目もお楽しみに!

18時、渡辺九段が封じ手を行いました。

Dsc_5195(渡辺九段が別室に移動して封じ手を行う。藤井王位は対局室で待つ)

Dsc_5183(緊迫感のある表情を見せる藤井王位)

Dsc_5209(渡辺九段が封じ手を終えて対局室に戻ってきた)

Dsc_5250(藤井王位が封じ手の封筒に署名をする)

Dsc_5261(渡辺九段が封じ手の封筒を立会人の中田功八段に渡す)

Dsc_5290(上座の藤井王位が駒をかたづける)

Dsc_5300(関係者がそろって一礼すると、渡辺九段が先に席を立つ)

Dsc_5308(続いて藤井王位が退出して1日目が終わった)

△5六歩

王位戦第4局▲渡辺明九段-△藤井聡太王位戦は、図の42手目△5六歩の局面で18時を迎え、渡辺九段が次の一手を封じました。封じ手の消費時間は2時間37分。よって1日目の消費時間は▲渡辺九段4時間48分、△藤井王位2時間45分。封じ手は明日の9時に開封します。

対局場の「洋々閣」を紹介します。1893年創業の木造建築旅館です。回遊式の庭園も歴史が深く、唐津市を代表する老舗旅館として知られています。まずは館内の写真を紹介します。

Dsc_5108(洋々閣の外観)

Dsc_5116(洋々閣の看板。入口には王位戦唐津対局のポスターが貼られている)

Dsc_5089(玄関の打ち水が涼しさを感じさせる)

Dsc_5136(木のぬくもりが心を落ち着かせる)

Dsc_5162(橋を渡って池を見ながら奥に進んでいく)

Dsc_5177(対局室に続く板張りの廊下)

Dsc_5180(両対局者の色紙が飾られている)

王位戦七番勝負は2日制のため、18時に手番の棋士が封じ手を行います。封じ手に使う封筒は立会人が記名して対局室に持ち込むことになっています。立会人の中田功八段と副立会人の豊川孝弘七段が1通ずつ手分けをして封筒に必要事項を記入しました。

Dsc_4875(まずは豊川七段がペンを持つ)

Dsc_4902(対局者の名前を記入する)

Dsc_4933(続いて中田功八段が封筒に記入していく)

Dsc_4950(最後に署名をして封じ手用の封筒が完成する)