戦型 第5局は横歩取りとなりました。上図から△8二飛▲3六歩の「青野流」に対して、△2六歩とと金作りを狙います。中村修九段は「手が広く、時間を使うでしょう」と予想した局面で、藤井王位はわずか9分で▲3八金を選びました。 しばらく進んで10時頃、上図は△2二飛と回った局面です。1日目で優劣がつく可能性が示唆されていましたが、▲2八歩△8二歩のような進行なら、「局面が落ち着きそう」といわれ始めました。(控室のひと幕。藤井女流初段が『詰将棋パラダイス』に掲載された自作の詰将棋を出題する)