2023年7月26日 (水)

挑戦者の大長考

Oui202307250101_65

図は65手目▲3三歩の局面。ここで佐々木七段は1時間30分以上使って本局の最長考です。△4二金か△3一金かの分岐点で、どちらも有力です。
△3一金の一例は▲4七金△2七馬▲1四歩△2八馬▲6九飛△1八馬▲6五歩△同桂。先手は右辺(1筋から4筋)の攻防の反動を生かして飛車を6筋に転じて玉頭攻めが一つのアイデアですが、攻めきるのも大変です。
ただし、1筋から4筋方面の攻防は玉頭方面にも波及することがうかがえます。玉の守りが薄い後手は幅広く丁寧に読む必要があり、佐々木七段の大長考につながっているものと思われます。

Dsc_8857 (両立会人の検討風景。活発に意見を出し合っている)