対局が再開されました。注目された藤井王位の封じ手は▲1八同香でした。木村九段、飯島八段、森下九段が本命に挙げていた手です。予想していたであろう佐々木七段はすぐに△2七角と打っています。
2023年7月
本日のスケジュール
おはようございます。
対局2日目を迎えました。小樽の天気は晴れ時々くもり、最高気温は31度の予想です。
【本日のスケジュール】
9時 封じ手開封~対局再開
10時 午前のおやつ
12時30分 昼食休憩
13時30分 対局再開
15時 午後のおやつ
15時 オンライン解説会配信開始(北海道新聞デジタル)
【オンライン解説配信】(再掲)
本局は北海道新聞社により、オンライン解説の生配信が行われます。
日時:7月26日(水=対局2日目)15時開始
解説:飯島栄治八段 聞き手:久津知子女流三段
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/881182/
【北海道新聞デジタル 第64期王位戦】
https://www.hokkaido-np.co.jp/tags/shogi/64oui/
【ABEMA中継 将棋チャンネル】
https://abema.tv/now-on-air/shogi
【番組情報(2日目)】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/DLeoFf1q8yA5Pm
解説者:行方尚史九段、井出隼平五段
聞き手:山口恵梨子女流二段、小高佐季子女流初段
封じ手予想
木村九段と飯島八段の両立会人と、現地を訪れている常務理事の森下九段に封じ手予想を聞きました。17時30分ごろの控室では▲6五歩も有力視されていましたが、1日目の段階で▲1五同歩としたため、3人とも封じ手予想は▲1八同香でした。
木村九段「佐々木七段が△1五歩としたのは意外でしたが、形勢が傾いたわけではありません。▲6五歩だとはっきりしやすい展開ですが、▲1五同歩としたので▲1八同香だと思います。△2七角に▲1九飛と受けて、まだ本格的な戦いには長くなりそうです」
飯島八段「封じ手前に対局室に入って、藤井王位が長い勝負に構える雰囲気を感じました。そのイメージですけど、▲1八同香△2七角▲1九飛から小競り合いが続きそうです。2日目の午後から本格的な戦いになりそうです。後手が待っている展開だったので、△1五歩(58手目)は今日の指し手でいちばん驚きました」
森下九段「▲1八同香だと思います。封じ手で▲6五歩とするなら一大決戦なので、▲1五同歩としなかったと思います。ただ、封じ手で▲1八同香として長い将棋にするなら、持ち時間を残そうとして▲1五同歩としたのは理解できます。▲1八同香以下△2七角▲1九飛△3六角成という進行は、すぐに決まることはありませんから」
封じ手~1日目終了
藤井王位が61手目を封じる
図の60手目△1八歩の局面で18時になり、手番の藤井王位がすぐに封じ手の意思表示をしました。1日目の消費時間は▲藤井3時間25分、△佐々木3時間58分。
ここで1日目が終了。封じ手は26日9時ごろに開封されて対局再開となります。