「じっくりした戦い」とブログに書いた4手後に△4五歩が指されました。30手目△6二玉で、ひねり飛車風に指すことは予想されていましたが、この仕掛けは意表を突かれます。控室を訪れた田中寅彦九段も△4五歩には驚いていました。
▲6五同歩には△7五歩▲同歩も入れたうえで、△1五歩▲同歩△同香や△8七歩▲同金△8八角成をからめて一気に動くのでしょうか。風雲急を告げる展開です。
2023年5月
2023年5月18日 (木)
じっくりした戦い
対局再開
昼食休憩
両者とも好調
それぞれの立場
羽生九段は王位戦七番勝負登場23回、王位獲得18期、永世王位の有資格者です。タイトル獲得の総数は99期。挑戦権を獲得すれば100期を目指す戦いとなります。藤井聡王位とは昨年度末の第72期ALSOK杯王将戦七番勝負で戦ったばかりです。
佐々木七段は4月の第94期ヒューリック杯棋聖戦挑戦者決定戦で勝ち、初のタイトル戦出場を決めました。藤井聡王位は棋聖位も保持しており、佐々木七段とのダブルタイトル戦になるかもしれません。棋聖戦五番勝負第1局は6月5日、王位戦七番勝負第1局は7月7,8日に指されます。ちなみに棋聖戦第3局は7月3日です。
以下は挑戦者決定リーグが終わった直後のインタビューです。
【羽生善治九段 インタビュー】
https://www.youtube.com/watch?v=MB92NMjY4nE
【佐々木大地七段 インタビュー】
https://www.youtube.com/watch?v=RaWMmjfDndI