第3の手 図は14時40分頃の局面。豊島九段が46分の長考で銀を逃げずに▲6四歩と攻め合ったところです。船江六段は「第3の手でした」と述べており、この▲6四歩も示してはいたものの、前例で指されていた▲6六銀や、桂を食いちぎる▲6五同銀を予想に挙げていたところでした。検討では▲6四歩以下、△7七桂成▲同桂△6二金に▲6四桂(下写真)の進行が継ぎ盤に並べられています。 (控室では脇九段と船江六段が継ぎ盤で検討していた) (上記、▲6六桂の局面の盤面)