図の34手目△８六同飛の局面で藤井王位が22分使って、昼食休憩に入りました。消費時間は▲藤井１時間28分、△豊島１時間45分。対局は13時30分再開です。１日目の昼食は、藤井王位が海老天ころうどん、いなり寿司。豊島竜王は親子丼、ころ蕎麦、紅茶です。

（青野九段、稲葉八段の両立会人が継ぎ盤を挟む。「▲４六歩は最近では少し珍しそう。昔なら普通でしたけどね」と青野九段）

お～いお茶杯第62期王位戦七番勝負では、ABEMAでマルチアングル放送を行っています。両対局者の表情を追う「藤井聡太王位ずーっとカメラ」「豊島将之竜王ずーっとカメラ」だけでなく、現地を訪れている棋士のレポートや解説なども楽しめます。
【ABEMA「お～いお茶杯王位戦」七番勝負でもマルチアングル放送決定 藤井聡太王位、豊島将之竜王の表情を常時中継｜ ABEMA TIMES】
https://times.abema.tv/news-article/8663709

（11時30分ごろ、杉本昌隆八段、横山泰明七段、高田明浩四段が屋外で大盤解説会。高田四段は初めての解説に緊張気味）

藤井聡太王位と豊島将之竜王はこれまでに公式戦を７局指しています。成績は藤井１勝、豊島６勝です。初手合いから６局連続で豊島竜王が制し、直近の朝日杯で藤井王位が初勝利を挙げました。

2017年8月24日 第43期棋王戦本戦
2019年5月23日 第27期銀河戦本戦Ｅブロック
2019年7月23日 第32期竜王戦決勝トーナメント
2019年10月7日 第69期王将戦挑戦者決定リーグ戦
2020年9月12日 第41回JT将棋日本シリーズ
2020年10月5日 第70期王将戦挑戦者決定リーグ戦
2021年1月17日 第14回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント

藤井王位と豊島竜王は直近10局の成績がともに８勝２敗です（未放映のテレビ棋戦を除く）。二人とも調子を上げて、本局に臨んでいる様子がうかがえます。

（藤井王位の直近の10局。本局は６月で７局目となる）

（豊島竜王の直近の10局）

（杉本昌隆八段と稲葉陽八段がモニターを見ながら、口頭で検討）