2019年8月

2019年8月27日 (火)

▲7四歩

時刻は14時を回り、昼食休憩時の▲3五歩以下△同歩▲4五歩△同歩▲7五歩△同歩▲4五桂△同銀▲7四歩と進んでいます。豊島王位は3筋、4筋、7筋と続けて歩を突き捨て、4筋で取り返した1歩を▲7四歩と打ちました。先手は次の狙いは▲7三歩成のと金攻め。しばらく豊島王位の攻めを、木村九段が受ける展開になりそうです。

武市七段
(継ぎ盤で検討する武市七段は「早くも勝負どころ」と話す)

谷川九段
(谷川九段は一度和服からスーツに着替え直した)

盤面
(57手目▲3五歩の局面)

児玉龍兒作
(豊島王位の王将、作者の児玉龍兒師の名前が入っている)

錦旗書
(木村九段の玉将、こちらは書体の錦旗の名が入っている)

対局室

すだち塩ドロップ
(木村九段の席の横には「すだち塩ドロップ」が置いてあった)

サルスベリ
(木村九段が前夜祭で話題にしていたサルスベリの木)

両対局者の昼食は、豊島王位が鉄火丼とサラダ、木村九段が親子丼です。

鉄火丼とサラダ
(豊島王位の昼食は、鉄火丼とサラダ)

鉄火丼
(マグロの上にはねぎ、のり、大葉、わさびがのっている)

親子丼
(木村九段の昼食は、親子丼)

親子丼
(地元の名産・阿波鶏を使用した親子丼)

▲3五歩

12時30分、図の57手目▲3五歩の局面で木村九段の考慮が50分を記録し、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲豊島王位が39分、△木村九段が2時間12分。対局は13時30分に再開します。

「渭水苑」は1980年に料亭として開業し、元々は(故)和田吉郎氏が住むために建てられた1,000坪の日本庭園を備える邸宅。昨日の前夜祭会場「祥雲閣」は道路を挟んで真向かいにあります。

「渭水」は水の集まる都の意味で、水のように人が集まり、憩い、栄えるという願いが込められています。庭は茶庭、池泉庭園、枯山水庭園の3つから成っていて、枯山水庭園は巨匠・浅野二郎氏による設計。挙式場、宴会場としても利用されています。

昨年の第44回「将棋の日」には、日本将棋連盟から「団体の部」の感謝状が贈られました。

渭水苑

渭水苑

渭水苑

枯山水庭園
(枯山水庭園)

茶室
(茶室)

池泉庭園
(池泉庭園)

感謝状
(玄関には昨年の「将棋の日」に贈られた感謝状が飾られている)


【渭水苑】
住所:徳島県徳島市沖浜東1-54
電話:088-626-0080
http://www.isuien.com/