2019年8月

2019年8月19日 (月)

豊島将之王位に木村一基九段が挑戦する第60期王位戦七番勝負は、ここまで3戦を終了。豊島王位が連勝後に木村九段が1番返して2勝1敗となっています。第4局(神戸新聞社主催)は8月20日(火)、21日(水)に、兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われます。
対局開始は両日とも9時。持ち時間は各8時間。先手は木村九段。本局の立会人は久保利明九段、副立会人は阪口悟六段、記録係は宮嶋健太三段(大野八一雄七段門下)、観戦記は小池大志さんがそれぞれ務めます。

【神戸新聞NEXT】 http://www.kobe-np.co.jp/
【中の坊瑞苑ホームページ】 http://www.zuien.jp/

中継は棋譜・コメント入力を飛龍記者、ブログを潤が担当します。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

2019年8月 9日 (金)

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Img_0114(変化は膨大にあり、難解)
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以上で本局のブログ更新を終了します。第4局は8月20・21日(火・水)に兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われます。ご観戦いただきまして、誠にありがとうございました。

Img_0057(すぐにインタビューが始まった)

Img_0056(手堅い指し回しで1勝を返した木村一基九段)

【木村九段のインタビュー】

--仕掛けの辺り、わかれはいかがでしょうか。
木村 ちょっと自信は持てませんでした。そのあとも正解が分からない局面が続いたので、苦しいかなと思っていました。最後に玉が安全になったので、よくなったのかなと思いました。

--△3七銀(56手目)を打った辺りはいかがでしょうか。
木村 仕方ない面がありました。いい勝負かと思いましたが、分かりませんでした。

Img_0051(敗れた豊島将之王位)

【豊島王位のインタビュー】

--仕掛け辺りを振り返って、いかがですか。
豊島 仕掛けが無理だったような感じでしょうか。もしくは、そのあとにブレーキをかけることをしなければいけなかったかもしれません。そのあともずっとまずかったように思います。

Oui201908080101_118第60期王位戦七番勝負第3局は、118手で木村九段の勝ちとなりました。終局時刻は18時59分。消費時間は▲豊島7時間59分、△木村7時間43分(持ち時間各8時間)。第4局は8月20・21日(火・水)、兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われます。

2019080882控室の見解は「後手優勢」。上図から▲5二金打△同銀▲同桂成△同飛▲同金△同玉▲3二飛の進行が示され、「すぐに決着はつきませんが、後手優勢でしょう」と深浦九段が話しました。
実際も、▲3二飛まで進んでいます。

2019080889Img_9912(受け師の本領発揮なるか)