2019年6月

2019年6月 6日 (木)

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図の▲4八玉に△7七銀成と桂と取った手が、△5八銀成▲3九玉に△4九飛までの詰めろ。控室を訪れた鈴木大介九段は「必至に見えますね」と話す。木村九段が挑戦に近づいている。

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▲8一馬と桂を取った手に対して、△6一飛と後手が打ったのが図の局面。△8一馬と△6六飛の狙いがあって、先手が受けにくい。「これは逆転したのでは」との声が聞こえてくる。先手玉は角ににらまれているので厳しい。

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図の▲8二角成に対して、△6六歩▲同銀△7六銀に▲6七歩と受けておいて先手がいいと検討陣。そこで△6五銀と飛車を取るのは、▲同桂と手順に跳ねることができて味がいい。また▲6七歩に△9四角は▲6一飛成△同玉に▲6八金打の受けがある。先手ペースの声が大きくなってきている。

Dsc_0099(控室には継ぎ盤が2面用意されている)

Dsc_0104(検討中の勝又清和六段と継ぎ盤を見る村田智穂女流二段。勝又六段と検討しているのは、本局の観戦記を担当する鈴木宏彦さん。挑戦者決定戦の観戦記は8月以降に掲載される予定です)

 

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34分使って、羽生九段は、図の角打ちを決断しました。飛車に狙いをつけた手ですが、間接的に7三の銀をにらんでいます。打った角が働くかどうかで、形勢が動きそうです。

Dsc_0033_3 (対局開始直前の羽生九段。気持ちを高めるように、上を向いていました)