（最終盤の対局室を映し出すモニター。▲７二銀に菅井王位が160手目を考慮中。形勢は先手の豊島棋聖が勝ちに近づいていると見られている）

図は△８三銀左上とした局面。先崎九段は▲９五桂と打って、先手が優勢と見ています。「銀が１枚では、先手玉に詰めろが掛からず、後手玉に２手スキで迫っていけばいい」と理由を話しています。先手は角２枚が受けによく利いています。

（勝てば３勝３勝のタイになる。豊島棋聖は最終局に持ち込めるか）

（控室を訪れた森内九段。継ぎ盤で検討したあと、大盤解説会場に向かった）

（森内九段と検討しているのは先崎九段）

図は▲８三金とした局面。△８二金打▲７二金△同金▲８三金……を繰り返すと図の局面になり、千日手になる。控室では千日手の可能性がささやかれている。

（後手の菅井王位は△８二金打とするしかないのか。写真は今日の13時20分頃の菅井王位。脇息にもたれ掛かり読みを入れている様子）

２日目午後のおやつは菅井王位がアイスコーヒー、オレンジジュース。豊島棋聖がホットレモンティー。

※おやつ・昼食の写真は対局者と同じ物を撮影用に注文しています。

（解説は副立会人の飯島七段）

（聞き手を務めているのは相崎修司さん。相崎さんは今期七番勝負の第５局の観戦記を担当した）

（解説会にはすでに100人以上のお客さまが来場している）