豊島棋聖の勝負手 図は58手目△7三同桂の局面。後手の7五の銀が取られてしまいますが、それを承知で豊島棋聖は指しています。以下▲7五角△9九角成▲6六角△同馬▲同飛△6五桂▲6一角が予想手順ですが、銀香交換の駒得は大きく、先手が指せるという見解です。屋敷九段は「▲5三歩(55手目)がうまい手だったと思います」と話します。 (屋敷九段と石田五段が検討。屋敷九段は菅井王位と同じアイスコーヒーを飲んで「濃厚ですね」) (石田五段は2日目も控室を訪れて検討に加わる)