2018年7月
2018年7月25日 (水)
終局直後
(快勝で成績をタイに戻した豊島将之棋聖)
【豊島棋聖のインタビュー】
--序盤の駒組みはいかがでしたか?
自然に組んでいたつもりでしたが、封じ手のちょっと前から、あまり自信が持てませんでした。何がまずかったかは、よくわかりません。
--動いてこられての対応となりました。仕掛けの分かれはどうでしたか?
仕掛けられた封じ手のところは、後手からいろいろな手が考えられるので自信はありませんでした。
--その後、2枚換えの変化となりました。
△4七歩成からの2枚換えも嫌な変化でした。
--駒得の展開になりました。
飛車を取り返したあたりで堅さが生きるような展開になったかと思いました。
--勝ちを意識したのはどのあたりですか?
2回目の▲4四歩(93手目)と垂らしたところです。
--向かい飛車からの駒組みはいかがでしたか?
あまりうまくいっていない気がしました。
--△6四角~△4五歩の分かれはどのように考えておられましたか?
仕掛けたくなかったんですけど、変わる手も難しかったです。本譜は△4七歩成としましたが、よくなかったですかね。
--2枚換えの展開は?
▲4四歩(65手目)をうっかりしたので、いっぺんに駄目にしてしまいました。
豊島棋聖が勝って1勝1敗のタイに
第59期王位戦七番勝負第2局は、105手で豊島棋聖が勝ちました。終局時刻は15時42分。消費時間は▲豊島棋聖5時間43分、△菅井王位6時間57分。この結果、シリーズ成績は両者1勝1敗のタイになりました。第3局は8月1日(水)、2日(木)に北海道札幌市「ホテルエミシア札幌」で行われます。