澤田六段の待機戦術 上図は△5二金と上がったところ。玉の脇を締めて自然な手ですが、以下は▲6六歩△6二金▲5六銀△5四銀▲7九玉△5二玉▲8八玉△4二玉(下図)と進行しました。△5二金~△6二金と1手損し、さらに玉の動きで手損を重ねて相手が攻めてくるのを待っているかのようです。攻めてこなければ千日手辞さずかもしれませんが、豊島八段は下図から12分考えて▲4五桂と動きました。 (後手番の澤田六段は手損を重ねる)