2017年7月26日 (水)

終局直後

Dsc_0617

Dsc_0624 (言葉を選びながら、本局を振り返る菅井七段)

―― ▲7七角から▲8六歩と仕掛けましたが。

菅井 そんなに自信はなかったですが、仕方がないかなという感じです。

―― そのあと駒組みが続いて、ジリジリする展開になりました。

菅井 ▲4八角では、おかしいかなと。ずっと難しいと思って指していました。

―― 終盤は。

菅井 △1六歩を手抜くしかないので、だいぶ怖い形かなと思ったのですが。

―― どのあたりで勝ちを意識しましたか。

菅井 ▲2五桂で、間違えなければと思いました。

Dsc_0632

―― ▲7七角から▲8六歩と仕掛けられましたが。

羽生 6二の銀が使いにくい形になってしまったので、あのあたりの細かいところで、何かあったのかもしれません。封じ手のあたりは、すでに悪いような気がました。その前に問題があったと思います。

―― △5三角から打開というか、動きにいくというか。

羽生 指す手がないので。ただ駒がソッポにいってしまって。ちょっとずつ悪いのかもしれません。

―― 終盤に入りましたが。

羽生 いろいろ考えたのですが、歩切れなので、どの変化もたたってしまう展開になってしまいました。