2017年7月

2017年7月 5日 (水)

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時刻は17時30分を回りましたが、菅井七段が1時間を超える長考に沈んでいます。もしかしたら、このまま封じ手になるかもかも知れません。

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(控室のモニターに映る対局室の様子)

先日、発売した『将棋世界』の最新8月号には、「『絶対に勝つ』という気持ちで」と題し、七番勝負開幕前の菅井七段へのインタビューが掲載されています。また本局の記事は、渡部壮大さんの執筆で、来月発売の9月号に掲載されます。そちらもご覧ください。

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▲3六歩のあと、△5五歩▲4七銀△6二角▲6八金寄△2一飛▲5六歩と進みました。菅井七段の△6二角は▲3五歩の桂頭攻めを受けた手ですが、温存していた角を手放すため決断の一着と言えそうです。羽生王位は▲5六歩と突き、角の動きを軽くしました。歩損している菅井七段はどこかで動きたいところです。

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時刻は15時30分を回り、33手目▲3六歩まで進んでいます。羽生王位は角打ちから8筋の歩を取り、次に▲3五歩△同歩▲3四歩の桂頭攻めを狙いにしています。一方、後手はまだ角を温存しており、8四の角を攻めの目標にしたいところ。このあとの菅井七段の対応が注目されます。▲3六歩までの消費時間は▲羽生王位3時間10分、△菅井七段1時間44分です。

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