▲丸山-△佐々木勇戦の20時50分頃の局面。
直前まで▲豊島将之七段-△千田翔太五段(2016年11月叡王戦・結果は後手勝ち・段位は当時のもの)の前例がありましたが、丸山九段の指した▲5五角で前例を離れました。控室の検討陣の印象では「先手陣が金銀のまとまりがよく、後手が勝ちにくい将棋」とのこと。ただ、この戦型に誘導したのは佐々木勇五段なので、何か狙いを持っている可能性もあります。どちらがペースを握るのか、中盤の勝負どころを迎えています。
▲5五角まで、残り時間は▲丸山50分、△佐々木勇1時間8分。
2017年5月
2017年5月22日 (月)
【白組】▲丸山-△佐々木勇 角換わりに
▲丸山-△佐々木勇戦は、千日手指し直し局らしく早いペースで角換わりに進んでいます。図の△2四角は「斬新な気がする」と検討陣の評判。佐々木勇五段の工夫のようです。
【紅組】▲木村-△澤田 感想戦
【紅組】▲木村-△澤田 澤田六段勝利
紅組の大一番は154手で澤田六段が制し、5戦全勝で優勝を果たしました。また、敗れた木村八段もリーグ残留が確定しています。終局時刻は20時20分。消費時間は、▲木村3時間59分、△澤田3時間58分。
【紅組】▲木村-△澤田 後手勝勢
形勢がもつれていた▲木村-△澤田戦ですが、流れが変わってから後手が徐々にリードを広げ、現在は後手勝勢と見られています。澤田六段の全勝優勝が近づいています。