11時過ぎの局面 図は11時過ぎの局面。直前に指された△2七歩は、控室ではノーマークだった一手。後手が動いてくるとみられてはいましたが、予想よりも積極策をとってきたといえそうです。▲2九飛に代えて▲2七同飛は△5九角で後手好調といわれていました。本譜▲2九飛には、△3三桂から△2一飛と回り、次に△2八角と打つ狙いを見せて、やはり後手の調子がよさそうといわれています。具体的に形勢が傾いたとまではいえませんが、先手が辛抱する流れにになっていることは間違いないようです。 積極的に主導権を握りにいった羽生王位。