2016年8月

2016年8月31日 (水)

大塚国際美術館は、正面玄関があり、古代と中世の展示品を集めた地下3階から、現代絵画を集めた2階まで、5つのフロアに分かれています。モネの「大睡蓮」は壁画が睡蓮の浮かんだ池に囲まれているなど、目を引く展示方法が多く、体験する楽しさが詰まっていました。

Img_6229

Img_6234

Img_6258

Img_6274

Img_6275

Img_6277

Img_6281

Img_6279

大塚国際美術館では、古代遺跡や教会などの壁画を環境空間ごと再現した「環境展示」、古代から現代に至るまでの西洋美術をの変遷を美術史的に追った「系統展示」、時代を超えて古今の画家が描いた代表的作品を展示した「テーマ展示」の、3つの展示方法がとられています。今回は古代からルネサンスの作品を中心に鑑賞しました。

Img_6205

Img_6206

Img_6208

Img_6209

Img_6216

Img_6268

Img_6227

1日目の午後に、福崎九段、安食女流初段、観戦記者の原田さんは大塚国際美術館を見学しました。大塚国際美術館は鳴門市にある、日本最大級の陶板名画美術館。西洋名画1,000余点を陶板によってオリジナル作品と同じ大きさに複製しており、原画が持つ本来の美術的価値を味わうことができます。ミケランジェロの「最後の審判」で知られるシスティーナ礼拝堂を再現したシスティーナ・ホールでは、将棋のタイトル戦が行われたこともあり、羽生王位もここで対局しています。

Img_6191

Img_6186

Img_6190

Img_6195

Img_6203

20160831b

2日目は羽生王位の封じ手、▲2五歩(45手目)で始まりました。

20160831c

木村八段がじっくり攻勢をかけたところで、羽生王位が反撃に出ました。△6五銀(52手目)に対し、▲2四歩△同歩▲2二歩△同金▲5六金(57手目)。金をぶつける積極的な動きです。

20160831d

控室の安食女流初段、Twitter解説の稲葉八段はここで△4七角を挙げました。金の裏をついて、次に△3六角成で攻め駒に負担をかける狙いです。果たして木村八段は△4七角。控室では「当たった」と声が上がりました。受けに回って力を蓄える、木村八段好みの展開です。