2016年7月27日 (水)

争点は5筋へ

時刻は間もなく17時です。▲3五銀で前例を離れたあと、△3七歩成▲同角△3四歩▲4六銀△3一玉▲5五歩と進みました。羽生王位は3筋の歩を成り捨て、いったん先手の銀を押し返しましたが、木村八段はその後、中央の攻めに転じました。図で(1)△5五同歩には▲5八飛と回る手があるため、控室では(2)△5三銀と上がる手を予想しています。

▲5五歩

羽生王位

大石六段

■Twitter解説■
大石直嗣六段>▲5五歩と突きました。△同歩▲同銀△5四歩▲6六銀引となると先手の理想型であります。△同歩と取らずに△5三銀と反発する手順から考えてみたいです。そこで▲7四歩が気になりますが、△7二飛と回り、▲5四歩△同銀▲5五銀△6五銀(参考図)と交わしてどうか。

△6五銀