先手:山崎隆之八段
後手:阿部光瑠五段
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲5八玉 △4四歩
▲3六飛 △8二飛 ▲8七歩 △5二金 ▲2六飛 △2二銀
▲3八銀 △4三金右 ▲3六歩 △2三銀 ▲4六歩 △2四歩
▲4七銀 △5四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲3七桂 △6二銀
▲6九玉 △5三銀 ▲5八金 △4一玉 ▲2九飛 △3一玉
▲3五歩 △5五歩 ▲同 角 △6四銀 ▲8八角 △6五銀
▲2五歩 △同 歩 ▲1五歩 △7六銀 ▲4五歩 △8七銀不成
▲8三歩 △同 飛(図)
図は16時過ぎの局面。△8七銀不成と8筋を突破する手に対して、先手は▲8三歩とひとつたたいたところ。さらに▲8四歩△同飛に▲6六角と飛車に当てながら角を脱出狙いがあります。ただ▲8四歩が入るかどうかは微妙なところ。ひとつたたいて後手の飛車の位置を悪くしておいて、別の手を指す可能性もあるのかもしれません。いずれにしろ、先手は一歩間違えれば崩壊する危険があります。山崎八段らしい、ギリギリの綱渡りが続きます。消費時間は▲山崎2時間23分、△阿部光1時間59分。