2015年5月

2015年5月18日 (月)

先手:伊奈祐介六段
後手:松尾歩七段
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲5八玉 △8四飛 ▲2五飛 △8二飛
▲8七歩 △6二銀 ▲2四飛 △4一玉 ▲3八金 △5四歩
▲3四飛 △5五歩 ▲2四飛 △2三歩 ▲2六飛 △5三銀
▲4八銀 △4二銀上 ▲6八銀 △7四歩 ▲6六歩 △7五歩
▲同 歩 △6四銀 ▲7四歩 △8四飛 ▲6七銀(図)
消費時間 ▲伊奈1時間52分 △松尾1時間49分

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後手が7筋から動いて小さな折衝が起こっています。先手は角道を止め、受け止める形を築きました。ゆっくり指せば歩得が生きてきます。
(文)

14時40分ごろ、控室に野月浩貴七段が来訪。勝浦門下で広瀬八段の兄弟子です。また、奨励会は1985年(昭和60)入会で木村八段と同期。角換わりの最新形ということもあり、この二人の対局を継ぎ盤で検討していました。

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(▲広瀬-△木村戦が気になる対局とのこと。角換わりの最新形だ)

(文)

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▲佐藤康-△千田戦は、千田五段が△9七桂成~△8五歩と手筋で先手陣を弱めて反撃の構えを作りました。これに佐藤康九段が仕掛けて、いよいよ決戦が近づいています。先手は自陣にキズがありますが、桂得ですべての駒が働いている形。一方、後手は6筋の銀がやや中途半端な位置にあるのが気がかりです。

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(対局再開直前の様子。二人とも盤面に集中していた)
(文)

先手:伊奈祐介六段
後手:松尾歩七段
▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲5八玉 △8四飛 ▲2五飛 △8二飛
▲8七歩 △6二銀 ▲2四飛 △4一玉 ▲3八金 △5四歩
▲3四飛 △5五歩 ▲2四飛 △2三歩 ▲2六飛 △5三銀
▲4八銀 △4二銀上 ▲6八銀 △7四歩(図)
消費時間 ▲伊奈1時間36分 △松尾1時間19分

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先手は▲2四飛~▲3四飛と改めて横歩を取り直しました。飛車の動きで手損していますが、それがどう影響するか。後手は5筋の位を取って先手の中住まい玉に圧力をかけています。

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(松尾七段は厚みを築いて先手の軽い動きを迎え撃つ)
(文)

先手:田村康介七段
後手:佐々木勇気五段

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △9四歩
▲9六歩 △7二銀 ▲3八銀 △3四歩 ▲4六歩 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲4七銀 △8二飛 ▲8七歩 △8三銀
▲5六銀 △8四銀 ▲7六歩 △8五銀 ▲2二角成 △同 銀
▲8八銀 △4二玉 ▲6六歩 △7六銀 ▲4五歩 △3三銀
▲6八飛 △3一玉 ▲8六歩 △8七歩 ▲9七銀(図)

41_2図は14時過ぎの局面。消費時間は▲田村1時間41分、△佐々木勇31分。攻めの技とかわしの技のせめぎ合いが行われています。

(八雲)

先手:山崎隆之八段
後手:阿部光瑠五段

▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲5八玉 △4四歩
▲3六飛 △8二飛 ▲8七歩 △5二金 ▲2六飛 △2二銀
▲3八銀 △4三金右 ▲3六歩 △2三銀 ▲4六歩 △2四歩
▲4七銀 △5四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲3七桂 △6二銀
▲6九玉 △5三銀 ▲5八金 △4一玉 ▲2九飛 △3一玉
▲3五歩 △5五歩 ▲同 角 △6四銀 ▲8八角 △6五銀
▲2五歩(図)

49図は14時過ぎの局面。消費時間は▲山崎1時間58分、△阿部光37分。

(八雲)