2014年9月10日 (水)

控室の検討

20140910_4646手目△2七角まで進みました。控室では▲4七銀△3五銀▲2五桂△4三銀▲1五歩△同歩▲同香△同香▲3三歩成△同金直(△同桂は▲1三角が王手銀取り)▲同桂成△同金▲4五歩に△7五歩(参考図)が検討されています。
参考図直前の▲4五歩までは、先手の右金が6七の形で羽生王位が後手を持って経験している将棋です。

20140910_sanko2▲6八金型の凹んだ矢倉は、通常の金矢倉よりも堅い(駒の連結がよい)のですが、参考図の△7五歩は弱点を突いています。▲同歩なら△8六歩▲同歩(▲同銀は△7六桂の王手金取りで▲6八金右型の欠点が出る)△8五歩▲同歩△7三桂と調子よく攻められます。
そこで、△2七角に▲5八角を調べています。(銀杏)



20140910_kimura2_3 (木村八段熟考)