図は68手目△2七銀成まで。木村八段が長考しています。11時20分現在、検討の本線は▲2七同角成△3五金▲6三馬。以下△3五金▲6三角成△3六歩▲5一銀△5二金▲6四馬△9二飛▲5五馬△3七歩成▲4四馬△3三歩▲3五馬△4七と▲2四歩△同歩▲同馬△2三歩▲3一銀△同玉▲2三馬△5一金▲4三銀△4一金▲3二歩△同金▲同銀成△同飛▲4三金△7九銀▲同玉△5七馬(参考図)と進むと、
どうやら後手の勝ち筋です。△2九飛の王手馬取りが見えていますが、▲8八玉と逃げると△7九銀▲9八玉△9七銀▲同玉△8八銀打▲9八玉△8九銀不成▲9七玉△8八銀不成▲同玉△7八飛▲同金△同銀成▲同玉△6六桂▲8八玉△7九馬▲7七玉△7八桂成▲6六玉△6二飛(参考図)…から先手玉が詰んでしまうのです。木村八段がどこで変化するのか注目されます。
なお、図で▲3四歩と金を取るのは△3七成銀▲5一銀△4七成銀▲4二銀成△同飛と進んで、これは先手大変のようです。(銀杏)