2014年9月

2014年9月11日 (木)

15時になり、午後のおやつが出されました。羽生王位はフルーツの盛り合わせ(パパイヤ、マンゴー、メロン、桃)とホットレモンティー。木村八段は和菓子とホットコーヒー(ブラック)。(銀杏)20140911_oyatu3 (羽生王位のおやつ)20140911_oyatu4 (木村八段は和菓子とホットコーヒーを連投)

14時になり、現地の大盤解説会が始まりました。控室を訪れた棋士もゲスト出演します。(銀杏)

20140911_ooban4 (大盤解説会はほぼ満員)

20140911_ooban3 (陣屋どらやきやまんじゅうが販売されている)

20140911_ooban5 (村山七段が熱弁振るう間に木村八段が▲7八銀と打ちつける。村山七段は「封じ手直前の△4三金左は、パッと見たら木村八段が指したんですかという手です。昨日の控室で、羽生王位はタイトル戦を通じて相手のいいところを吸収するのでは、という話をしていました」などエピソードを交えながら解説)

陣屋は1918年(大正7年)、三井財閥の別荘「平塚園」が始まり。歴史と由緒ある旅館です。
本局が行われている「松風」は明治天皇が宿泊するために黒田藩が大磯に建てたものを三井財閥が現在の場所に移築しました。1926年(大正15年)に関根金次郎十三世名人が対局するにあたり、陣屋を指名しました。「松風」の間は、新聞社以外で初めて公式対局が行われた対局室と言われています。

【陣屋のご案内】
http://www.jinya-inn.com/information/
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20140911_jinya4 (対局室から見える庭)20140911_jinya6_2

20140911_jinya18 (露天風呂付き)20140911_jinya5 (銀杏)

20140911_72図は72手目△6九飛まで。控室で予想されていない手が指されました。塚田九段は「勝負手ですね。飛車が取られてしまいそうですから。代えて、△4九馬は▲7八銀と先に受けて、△3六歩に▲同銀として先手よしでした。形勢は先手が駒得で少しいいと思います。歩切れも解消できそうです」とのことでした。(銀杏)



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対局再開後に勝又清和六段、藤倉勇樹五段、高見泰地五段が控室へ