図は17時25分頃の局面。木村八段は遠く敵陣から角を利かせて8一の桂取りを受けました。ここの至るまでに先手は銀を角と交換することに成功しており、Twitter解説の豊島七段は、評価を互角に戻しています。
ただし、まだ逆転したとは言い難く、「先手から攻めると悪くなるので、何か地味な好手を指して手を渡したいところです。例えば▲4八飛などが考えられます」と先崎九段。
【Twitter解説】
豊島将之七段>△2七角の局面、先手も▲6四飛は△7三金があってできないので手が難しいです。後手は△4六歩からのと金作りが楽しみです。効率の良い手ではありませんが、歩を補充する▲7四竜や▲8二竜として△9三香なら▲9二角などが考えられます。(互角)
実戦は図から▲7四竜と歩を補充し、以下△4六歩▲7一竜と進んでいます。
(八雲)
2014年8月 6日 (水)