2014年8月27日 (水)

どちらが封じる?

封じ手の定刻である18時が近づく。参考までに、封じ手を含めた今期七番勝負の結果は次の通り(左側が先手、*が1日目に封じた側)。

第1局 *羽生●-○木村
第2局 *木村●-○羽生
第3局  羽生持-持木村*
第4局 *木村●-○羽生

第4局まで、勝っているのはすべて後手番。また今年は2日制のタイトル戦で「封じ手をした側が勝っていない」という現象が続いている。もちろん盤上には関係のないジンクスだ。どこで封じるかは、どこで自分がじっくり一晩考えたいか、何を相手に見せたくないか、といった駆け引きが絡む。封じ手の時刻が近づくと指し手が進まなくなる印象が強いが、第2局と第4局では定刻の10数分前にパタパタと手が進んだ。本局ではどうなるだろう。

Img_6348(控室の検討の様子。藤原七段=右と千田四段が検討中)

(文)