△4六同角の局面。深浦九段に戦況を解説してもらいました。
「66手目△3三銀右は意外な一手(△5五銀が予想されていた)で、後手の攻めが細いと思っていた矢先に△4六角ですか。すごい手ですね。展開としては第3局に似ている気がします。第3局は羽生王位が切れ筋ギリギリのところで木村八段のミスを誘い、持将棋に持ち込みました。本局も後手の攻めが細く、しっかり指せば先手有利と思いますが、先手も勝つまでは大変な将棋です」(深浦九段)
なお、図で▲4六同飛は△6七銀▲6六金△7八銀成▲同玉△5四桂▲5六飛△6六桂▲同角△5四金打が手厚いという話でした。
2014年8月21日 (木)