2014年8月 6日 (水)

揺れる形勢判断

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封じ手の△8六歩以下、▲同銀△2六角成▲6四歩△2七馬と進んで上図。
この△2七馬は飛車を追いながら4五桂や6四歩を取ってしまう狙いで、検討陣の評判も良く、後手持ちの声も聞こえて来ました。

62図の△4三金左に、控室では驚きの声が挙がりました。
この手を見た先崎九段はすぐに「う~ん。悪いと見て勝負手ですね」と評しています。ただ、木村八段らしいスレスレの受けとも言えるところで、明確な形勢判断はまだ下されていません。非常に難解な局面を迎えているようです。
ここまでの消費時間は▲羽生5時間8分、△木村4時間36分(持ち時間各8時間)。

【Twitter解説】
豊島将之七段>二択かと思いきや△4三金左でした。△3一金に比べ▲3二銀が厳しくなってしまうかと思ったのですが…もう少し考えてみます。
 △4三金左に▲3二銀で(1)△同金▲同歩成△同玉▲3三歩△同桂▲同桂成△同銀左▲6三歩成は先手のと金対後手の馬、持ち歩6枚でいい勝負(2)△4五馬▲4三銀成△同金▲3二金△1二玉は後手玉がたいへん危険ですが、木村八段ならあるかもしれません。

(八雲)