行方八段が58分使って▲７四歩と仕掛ける。△同歩に▲７二歩の垂らし。「ん、先手も面白そうに見えてきたぞ。△６一金には▲８六飛とぶつけて。飛車交換は▲２一飛があるからね」と藤井九段。

（仕掛けを決行した行方八段。視界は良好か？）

（吟）

 （２日目も２手しか動いていない。じっくりしたペースになっている。持ち時間８時間の王位戦ならではのペースといえる。対局室の様子は連続静止画で楽しむことができます）

（吟）

（羽生王位の注文はホットコーヒー、行方八段はトマトジュース。羽生王位のホットコーヒーは対局室で注がれる）

（吟）

昨年、第53期王位戦第３局は西日本新聞社主催で８月１・２日に長崎市「ホテルニュー長崎」にて行われた。挑戦者は本局の立会人の藤井猛九段。羽生王位が99手で制し、シリーズ成績２勝１敗とリードした一局だ。

（昨年、長崎市で行われた第３局の藤井九段。立会人は加藤一二三九段だった）

（本日の藤井九段。朝から楽しげに検討する）

（10時すぎの控室）

（吟）

（開封前は２通並べて目の前に）

（封じ手を開封する藤井九段。羽生王位はしっかり手元を見ている）

（開封された封じ手。８一の桂が９三へ）

（吟）

（立会人の藤井九段が封じ手を開封。「封じ手は△９三桂です」と読み上げる）

（封じ手の△９三桂を着手する羽生王位）

 （封じ手の△９三桂が着手されて、２日目の対局が開始された）

（封じ手の跳ねられたばかりの桂を見る行方八段）

（吟）