2012年7月

2012年7月11日 (水)

_4411時40分頃、藤井九段が△3六歩(図)を着手。先手陣に働きかけて、ついに戦いの火蓋が切られた。狙いは▲3六同歩に△3八歩の垂らしで、▲同飛なら△2五歩からの飛車先突破、放置すれば△3九歩成でと金を作ることができる。後手には△3二飛から飛車をさばく順もあるので、手にならないということはないだろう。羽生王位は反撃を見据えて対応することになりそうだ。

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(「火蓋が切られる」という言葉は、火縄銃の操作が由来になっている)

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昨日今日、王位戦第1局と同じ日程で、松本神社では例大祭が行われている。

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(松本市役所)

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(松本市のマスコットキャラクター、「アルプちゃん」の像。手にはヴァイオリンを持っている)

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_43スローペースで進んでいることから、控室では千日手になった場合のことも話されている。深浦九段が千日手指し直しの規定を確認している。深浦九段といえば、第51期七番勝負第5局での深夜の激闘が思い出される。深浦九段は「あのときは感想戦がなかったんですが、本当はやりたかったんですよ。でも対局者よりも、周りの人たちの疲労が伝わってきたので……」と話していた。

下の画像は対局カメラによるもの。

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