対局再開 (藤井九段は13時20分ごろには入室していた) (藤井九段の唇がかすかに動く。声こそ出していないが、何かつぶやいていたように見えた) (13時30分、対局開始) (その1分後、少し急ぎ足で羽生王位が入室。すぐに前傾姿勢になった) (羽生王位はしばらくして前傾姿勢を解いた。すぐに指す気配はない) (互いの駒台に乗った角。振り飛車新時代の象徴でもある) (牛蒡)
再開の一手は? 「後手は駒組みを進めるか、8筋の歩交換をするかで時間を使っていると思います。△3三銀や△5四歩は駒組みの手で穏やかです。問題は△8六歩▲同歩△同飛です。飛車を浮いてから歩を交換するのは手損になりますが、後手は8四飛型で当たりが強いので、じっとしていると▲7七銀~▲8八飛~▲8六歩と反撃される恐れもあります。判断の難しいところです」(屋敷九段)
昼食休憩に入る 12時30分、図の局面で昼食休憩に入りました。消費時間は▲藤井1時間14分、△羽生2時間5分(持ち時間、各8時間)。対局は13時30分に再開します。 (羽生王位の昼食は天ざるそば、オレンジジュース) (藤井九段は鴨せいろそば、オレンジジュース) (牛蒡)
角交換のタイミング 藤井九段は18手目△8四飛を見て角交換を決断しました。8手目△3二玉に▲2二角成は△同玉があると書きましたが、ここで△同玉は▲7四歩が気になる筋です。△7四同飛は▲8三角、△7四同歩は▲5五角や▲6六角があります。 本譜、羽生王位は△2二同銀と取りました。このタイミングでも▲2二角成△同銀が利くというのは、角交換振り飛車にとって選択の幅を広げることになるかもしれません。 (牛蒡)
五稜郭タワー (昨日の観光では入る時間がなかった五稜郭タワー。その内部を少しだけ紹介) (館内に設置された銅像。新撰組副長、土方歳三) (藤井九段は最近、新撰組のDVDを見たそうで、土方に思いをはせていた) (榎本武揚。函館の海で明治政府軍と戦った) (榎本は小野五平十二世名人と交流があった。実際に指したこともあったという話も) (マスコットキャラクターの「GO太くん」。座右の銘は一期一会) タワー展望台からの眺望はこちら。※2枚目以降の写真は2012年4月14日撮影。(牛蒡)