2011年9月

2011年9月13日 (火)

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(陣屋の敷地内にある稲荷大明神の案内板。お稲荷さんの総本宮といわれる、京都「伏見稲荷」の分身と書かれています)

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(稲荷大明神への散策路。急峻な道で足元には注意が必要です)

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(散策路を抜けると、最後に急階段が待っています)

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(階段の上にはクリがコロコロと)

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(ここまで来ればあと少し)

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(ここが最後の階段です)

(八雲)

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すでに勝負所のようで長考合戦になっています。一手前△4五同歩の局面までの消費時間は▲広瀬3時間52分、△羽生5時間10分。広瀬王位は▲4五銀に20分ほど使っています。

(棋譜コメントから抜粋)「▲4五同銀△7七角成▲同桂で角を6六か5五に打つのでしょうが、どちらに打つのが良いか後手は時間をたっぷり使いたい局面です。ただ1日目の△7四歩に1時間25分、封じ手の△4二銀に1時間3分使っています。この長考の中身が▲4五歩からの仕掛けを想定していればいいのですが、想定外だとすればまた時間を使うことになるでしょう」(真田七段)。

11時10分頃、図から△7七角成▲同桂と進みました。「ここでまた手が止まるようだと、さすがに時間を使いすぎですよね」、そう真田七段が心配しかけた矢先に△6六角が指されました。「ここは広瀬王位長考するでしょう」(真田七段)

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(八雲)

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所司和晴>41手目▲4五歩。私は最近先後逆で居飛車が玉側の端歩を伸ばし、振り飛車側が角側の香車を1つ上がっている形で指しました。そのときは△8六歩▲同歩△4五歩▲4四歩△2四角▲5八金△4六歩▲4五銀△8八歩▲3四銀△8九歩成▲2五銀(参考1図)の展開です。

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所司和晴>41手目▲4五歩。本局で前述の変化は△8九歩成の後、△9九とと香車が補充できます。△8六歩で単に△4五同歩は▲3三角成△同銀右▲6四歩△同歩▲5三角の展開ですがこの変化も△6六角(参考2図)の筋でやはり9九香型に不満があると思うのですが。

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(10時過ぎの控室。所司七段の解説にあった前例を元に検討されています)

(八雲)

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9時40分頃の中継画面。控室では△4二銀に先手は「手の広い局面」といわれていましたが、▲4五歩の仕掛けはないと見られていたので驚きの声があがりました。

昨日のTwitter解説では大野八一雄七段がこの展開を予想していましたので解説を再掲します。

【Twitter解説】
大野八一雄>次に後手から△7五歩▲同歩△7二飛と歩を交換されると先手は困るので、▲6五歩と突くとみています。そこで、△4二銀、以下▲4五歩と決戦した時に4九金の形がどう生きるのかに注目しています。

以下は本日の解説です。

矢倉規広>おはようございます。本日解説します矢倉です、よろしくお願いいたします。やはり封じ手は△4二銀でしたね、先手が後手の仕掛けをどの形で待つかがポイントになりそうです。
所司和晴>41手目▲4五歩。私は最近先後逆で居飛車が玉側の端歩を伸ばし、振り飛車側が角側の香車を1つ上がっている形で指しました。そのときは△8六歩▲同歩△4五歩▲4四歩△2四角▲5八金△4六歩▲4五銀△8八歩▲3四銀△8九歩成▲2五銀の展開です。
阪口悟>おはようございます。本日解説させていただきます。広瀬王位が▲4五歩と仕掛けましたね。しかしここは羽生さんもこの手に乗って反発するでしょう。これから激しい展開になりそうです。

(八雲)

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(8時51分頃、広瀬王位、羽生二冠と続けて入室)

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(1日目の指し手が再現され、立会人の森九段が封じ手を開封)

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(両対局者に封じ手を見せて確認)

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(9時5分頃、2日目の開始が告げられました)

(八雲)