■主催社あいさつ
西日本新聞社 川崎隆生社長
「あいさつの前にひとこと。みなさん、もっと前に来てください。広瀬王位と羽生二冠のお顔がよく見えますので。さて、ここ門司ですが、私が前に来たのは13年前のことです。きょうこの地に降り立ちまして、改めて、落ち着いたいい町だと感じました。歴史ある港町のよさを実感しているところです。また、今回の立会人である森下九段は北九州市出身ということで、こんなにたくさんファンの方にお集まりいただけたのかなと思います。野球の日本シリーズでもそうですが、第4番目の試合は毎年大事な試合になっています。この王位戦でも、第4局ということの大事さがあるのかなと思います。今回の対局が素晴らしい将棋になることを願って、あいさつに代えさせていただきます」
■歓迎のあいさつ
北九州市 梅本和秀副市長
「お越しのみなさま、市外からようこそいらっしゃいました。心から歓迎します。北九州市での開催は8年ぶりということです。北九州市では毎年『北九州ハイビジョン将棋フェスティバル』をやっておりまして、そうしたことからか昨年『大山康晴賞』をいただくことができました。ここ門司港レトロは昭和63年から官民一体となって整備してきた観光地区でありまして、いまでは年間200万人が訪れる、本市を代表する観光地となりました。今年は『大正浪漫100年祭』と銘打って、さまざまなイベントが行われております。みなさまぜひ足を運んでいただきたいと思います」
■乾杯
西日本産業コンベンション協会 三坂敏博専務理事
「我々はとても文字数の多い組織名なんですが、『なんでこんなのがいるんだ』と思う方もおられると思いますので、そこから説明したいと思います。我々は市の指導のもと、コンベンションやイベントの誘致を担当している団体です。今回は西日本新聞さんのお手伝いができて、非常に光栄に思っております。さて、北九州市は将棋が盛んな市でして、先ほどのお話にもありましたが、『北九州ハイビジョン将棋フェスティバル』が毎年3月に開催されるんですね。ところが今年は震災の影響で開催が見送られまして、地元のファンには残念なことだったと思います。ですので今回の王位戦はファンもきっと喜んでいるのではないでしょうか。明日からの対局、両対局者には大いにワクワクさせていただきたいと思います。では、この第4局の成功を祈念して、乾杯!」
(八雲)