2011年8月

2011年8月30日 (火)

20110830_41
12時25分頃、定刻より5分ほど早く羽生が席を立った。どうやら昼食休憩に入ったようだ。現局面、先手からは▲4六歩が狙いになっている。玉頭の歩を突き出す大胆な一手だが、この一発で後手の3三桂・4五銀の連係を崩すことができる。△4六同銀なら▲3四角が厳しく、△3四銀と引いても▲3五歩でやはり3四のスペースが空く。控室はやや先手もちの雰囲気だ。

ここまでの消費時間は▲広瀬4時間41分、△羽生6時間20分。消費時間には一日目からついた差がそのままになっている。羽生二冠の残り時間が少し心配だ。対局は13時30分より再開される。

【Twitter解説】
高野秀行>午前中は両氏強気の応酬で局面が緊迫して来ました。再開後の一手を△6四歩と予想し、私も昼食休憩としたいと思います。午後もよろしくお願い致します。

214

(文)

対局二日目の8月30日(火)には、現地・東京・大阪の3か所で大盤解説会が行われます。

■現地
Iijima_3
現地ならではの臨場感溢れる大盤解説会です。皆様ふるってご参加ください。9月13日(火)に第7局の大盤解説の予定もございます。

日時:8月30日(火) 受付13:00 開始14:00
解説:飯島栄治七段
場所:元湯陣屋 竹河の間
料金:2000円(コーヒー付き)
※予約制ではございません。当日、会場へ直接お越しください。席は自由席となります。

・詳細リンク
http://jinya-inn.jugem.jp/?eid=52

■東京・千駄ヶ谷
Tokyo
得意の相穴熊戦で3勝目をあげ防衛まであと1勝に迫った広瀬章人王位。挑戦者羽生善治二冠がどんな作戦で臨むのか、 フルセットにもつれこむのか? トッププロ棋士の解説、途中次の一手もあり。終局までライブで解説会をお楽しみ下さい。

・開催日
2011年8月30日(火) 16時30分開場 17時開始
(早く終局した場合も19時半頃まで解説会を行います)

・場所
将棋会館2階研修室
全席自由・70席(立ち見も出来ます)
※消防法等の関係で入場を制限する場合があります。ご了承下さい

・解説
屋敷伸之九段
井道千尋女流初段

・料金
一般:2,000円
支部会員・駒桜会員・女性・学生・60歳以上・障害者:1,500円

※18時頃、次の一手の出題あり(正解者には扇子、サイン本等の賞品を進呈)
※道場入場者は当日の手合カード提示で500円割引
※次の一手終了後の入場は500円割引(割引サービスの併用は出来ません)

・お問い合わせ
〒151-8516 渋谷区千駄ヶ谷2-39-9
日本将棋連盟道場 TEL03-3408-6167(道場直通)
※当日の「手数」、「対局終了時間」、「指し手の内容に関しての質問」等にはお答えしかねますので何とぞご理解をお願いします。

・詳細リンク
http://dojo.shogi.or.jp/event/index.html#oui

■大阪・福島
Hirahuzi
日時:8月30日(火) 17時~終局まで
場所:関西将棋会館道場
〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島6-3-11 関西将棋会館2階
解説:平藤真吾六段
料金:
一般1200円
支部1100円
65歳以上・大学生1000円
高校生以下・女性・身障者600円
道場入場済みの方300円
※大盤解説会には『将棋世界』割引・夜間割引等、割引サービスの使用不可。 ご了承ください。

・詳細リンク
http://www.kansai-shogi.com/club/kaisetsukai.htm


(文)

陣屋ホームページの「庭園マップ」は、マウスオーバーで写真が表示されて遊べるつくりになっている。このブログでこれまでに紹介した名スポットを俯瞰することができ、パンフレットとはまた別の楽しみ方ができる。

・陣屋ホームページ 庭園マップ http://www.jinya-inn.com/information/garden.html

20110830_112234

(文)

陣屋の売店にはオリジナルの日本酒、「初陣の誉」がある。今回の食事会でも供され、両対局者が口にしていた。熟成の際にモーツァルトの音楽を聴かせているそう。フワッとした香りと口当たりのよさが特徴の飲みやすいお酒だ。

222_2

(文)

20110830_36
図は10時30分頃の局面。羽生二冠が銀を前線に繰り出したところだ。これまでは飛角だけの軽い攻めだったが、銀が参加することで本格的な攻撃に発展しそうだ。図から(1)▲6四歩がうまい手に見えるが、△3六銀があるので後手の攻めも相当な迫力だ。控室の検討では、(2)▲3八金と引いてあらかじめ当たりを緩和しておく手が本命と見られている。

207
(検討中の塚田九段(左)、飯島七段(右))

208

(文)