一石二鳥の▲8七銀 図は広瀬が▲8七銀と上がったところ。後手の△8五飛を消しつつ、△5八とと金を取る手も防いでいる。「▲8七銀は一石二鳥の手やな。次は▲8四歩~▲7一銀と打ちたいな」(淡路九段)。 「▲8七銀は△8五飛の筋を消した手ですが、ここで△5二金左と寄る手が味のいい手です。 現局面で△8五桂と攻め合う手もありそうな気がしてきました。▲8六銀なら利かしですし」(菅井四段) ここでの菅井四段の形勢判断は、後手持ち。 (吟)