2010年8月

2010年8月23日 (月)

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宿泊するGRANDVRIOHOTELへ到着。関西から到着した
立会人の桐山清澄九段と記録係の吉田正和四段と合流

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対局場の渭水苑へ移動し、くつろぐ深浦康市王位

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検分の前に緑が美しい庭園で記念撮影

(吟)

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15時ちょうどのJAL1437便で一行は出発。搭乗ロビーにて
週刊将棋紙に目を通す広瀬章人六段

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羽田空港にて、副立会人の武市三郎六段と談笑する広瀬

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徳島阿波おどり空港へ、ほぼ定刻の16時15分に到着

2勝2敗で迎えた王位戦第5局。棋譜・コメントを烏記者
が本ブログを吟が担当致します。王位戦第5局、終局ま
でお楽しみ下さい

(吟)

2010年8月11日 (水)

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「本局は早い進行で1日目から戦いが始まりましたが、
局面のバランスはずっと保たれていました。2日目は
深浦王位の攻めが繋がるのかどうか、という時間が
長く続きました。広瀬六段も随所に技を見せましたが、
ギリギリのところで深浦王位が押し切りました。これ
で2勝2敗となり、改めて三番勝負です。相穴熊の戦
いが続くのか、戦型も含めてシリーズ後半にも注目で
す」(金井五段)

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ご観戦ありがとうございました

(吟)

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「金(6九の)が離れていて、十分ではないのですが、
ちょっと考えてみたことのある局面で、やってみよう
かと。得した駒(桂・香)を打っているので、微妙な
形勢だと思いました。駒得になっているがと金と成
香が迫ってきているので、▲7二竜(93手目)と寄せ
にいきました。玉が出てきて▲6二銀(119手目)とか
けたあたりは手が続きそうだと思いました」(深浦)

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「5筋を取り込めて(△5六歩・54手目)まあまあかなと
思ったのですが、簡単ではないなと。▲5八香成(88手
目)は急ぎすぎかなと。もう少し丁寧に受けなければい
けなかったですね」(広瀬)

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(吟)

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地元ファンの前に勝利を納め、登場した深浦

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加藤九段の名調子に思わず笑みが漏れる広瀬

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加藤「61手目▲5九香と63手目▲4九桂と打ったときは行ける
   と思っていましたか」
深浦「駒得した駒を受けているので、まずまずかと。その後、
   応手を間違えたかもしれません。難しい将棋でした」
加藤「▲7二龍は自信がありましたか。英断の一手でしたね」
深浦「ほかの手では広瀬さんの陣形が良くなってしまいますので。
   加藤先生がおっしゃるように英断の一手でした」

加藤「私は40分くらい考えて封じ手は△6四馬と思い、予想して
   いたのですが、封じ手は△6四馬でした。うれしかったで
   すね(笑)。広瀬さんはそのあたりの局面はいかがでしたか」
広瀬「1時間以上考えて、△2九馬や△5七歩成などすべて比較し
   て△6四馬が一番いいかなと思いました。加藤先生と同じで
   うれしいです」
加藤「▲4九桂と打たれたときの率直な気持ちは?」
広瀬「率直ですか(笑)。▲4九桂は意外でしたが、4三とが大き
   いので少し悪いかなと思いました。
加藤「本局は1手1手深い読みに裏付けられた素晴らしい手の連続で、
   大変な熱戦でだったと思います。皆さんが見ても、楽しく面白
   く、深いものを感じられたと思います。私も両者の指し手に胸
   をわくわくさせながら見守っておりました」

深浦「2-2のタイでこれから三番勝負が大変ですが、西日本新聞をご
   覧になって、王位戦を、できれば私も応援してくださればと思い
   ます」
広瀬「2勝2敗となりましたが、深浦王位の地元だったということで(笑)。
   本局は負けてしまいましたが、これからの三番勝負、気持ちを入
   れ替えて頑張りたいと思いますので応援よろしくお願いします」

(吟)