▲３八金寄は渋い手ですねー。すぐに▲５五馬もあったと思いますが、後に△５九飛が残ることを思えばここで▲３八金と寄せておこうという意味ですね。後手としても同調して△４二金右と固めたいところですが、そこで先手から▲３五歩と攻める手があります。△同歩には▲３四歩（参考図）と打ち拠点を作ります。この攻め筋は広瀬六段の得意パターンの一つだと思います。
（上図、79手目の局面で）△５六歩と打つ手はありますが▲５八歩と受けられて継続手が難しいです。通常この交換は攻めている後手が得なのですが、この場合は後に先手から▲５五馬とされたときに馬をどかす手段が全くなくなってしまうので後手が得とは言えません。
（佐藤慎一四段のチャット解説より）
（12時半から大盤解説会場で、橋本七段と甲斐女流二冠による指導対局が行われている）
（橋本崇載七段）
（甲斐智美女流王位・女王）
（スクリーンには盤面が映る）
（翔）
（広瀬六段＝左＝が71手目▲６二角を着手）
（広瀬六段は▲６二角を指す前に正座になっている）
（翔）
（13時20分頃に上村二段が対局室に入り、広瀬六段は棋譜用紙を確認する）
（谷川九段も入室。照明はかなり増量された）
（深浦王位が廊下を歩いてくる）
（深浦康市王位。対局室に入ったあと、懐中時計の鎖をぐるぐると時計の周りに置いていく）
（翔）
（13時15分頃に対局室に入ると、既に広瀬章人六段が対局室に戻っていた）
（どっかりとあぐらになって、盤面をにらみつけていた）
（翔）
左図の局面で広瀬章人六段が26分考え、12時半からの昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲広瀬５時間55分、△深浦４時間49分（持ち時間各８時間）。対局は13時半に再開されます。
（深浦王位の昼食は和風ピラフとオレンジジュース）
（広瀬六段の昼食は松花堂弁当。昨日と同じくお吸い物・ご飯・デザート付）
（翔）