こんにちは。第38期ユニバーサル杯女流名人位戦は、3連覇を目指す里見香奈女流名人(女流王将、倉敷藤花)に清水市代女流六段が挑みます。両者による女流名人位戦は3年連続となります。
第1局は1月15日(日)に里見女流名人の地元である島根県出雲市「出雲文化伝承館」で開幕。対局は9時に開始予定です。
立会は中村修九段、現地大盤解説は森けい二九段、聞き手は早水千紗女流二段、記録係は藤田彰一初段。
Twitter解説は船江恒平四段、ニコニコ生放送のライブストリーミング解説(15時から)は近藤正和六段が担当します。
現地からは棋譜・コメント担当の若葉記者とブログ担当の翔がお届けします。よろしくお願いいたします。
(翔)
第38期女流名人位戦五番勝負第1局が、1月15日(日)に島根県出雲市の「出雲文化伝承館」で行われます。
里見香奈女流名人に挑戦するのは清水市代女流六段となります。二人の対戦は、今期で3年連続となります。里見女流名人が再び清水女流六段の挑戦を退けるか?あるいは、35期以来となる女流名人の座に復位するか?注目の五番勝負がついに開幕します。
こちらの中継ブログで、さまざまな角度から女流名人位戦をレポート、中継いたしますので、お楽しみ下さい。
湯原小学校で行われた講演の一部を掲載します。
――いつごろ将棋を始めたのでしょうか。
里見「5、6歳のときに、家族が隣でやってるのを見て覚えました」
清水「中学生からですね。小学生のときはルールを知っていたくらいです。遅いほうだとは思うんですけど、何かを始めるときは、自分がやりたいと思ったときがベストタイミングだと思います」
――将棋のおもしろさ、いいところとはどういった点でしょうか。
里見「誰とでも対等に戦えるところじゃないでしょうか。ほかではなかなかないと思います」
清水「まず、姿勢がよくなります。あと集中力や判断力が身につきます。将棋って、何人でやるものでしょうか? そう、二人ですね。だから自然と相手の気持ちを考えるようになりますね」
■生徒からの質問コーナー
Q.どの駒が好きですか?
里見「名前が『香奈』で香が入っているので、香が好きです」
清水「聞かれるたびに困ります。というのも、どの駒も自分のためにがんばってくれてるので。みんな好きなんですが、そうですね、前にひとつしか進めない駒……わかるかな? そう、歩です。歩が好きですね」
福崎「うーん清水さん『さすが!』という答えですね。里見さん、がんばってくださいよ」
Q.緊張はどうやってほぐしますか?
里見「おいしいものを食べます」
清水「『緊張するな』と考えるとかえって緊張してしまうんですね。だから楽しむように、と自分に言っています」
Q.小学生のころの夢はなんですか?
里見「シェフ。……とプロ棋士です」
村田「じゃあ今はバリバリ料理を?」
里見「いや、やろうかなと思ってるんですけど(笑)」
清水「私は看護師、弁護士、駅員さん、エレベーターに乗って『上へ参ります』って言う人……こう、ピシッと働いてる人に憧れてましたね」
福崎「今日はスチュワーデスさんに見えるね」
清水「あ、スチュワーデスさんにもなりたかったんですよ。中学生のころは数学の先生、歴史学者が夢だったんですけど……気がついたら、一番好きな将棋の世界に入っていました」
Q.将棋をやっててよかったなと思うことは?
里見「大会で優勝して、パーティーで好きな食べ物がズラーッと並んでるのを見たとき、すごいうれしかったです」
清水「将棋以外の世界でがんばっている人と会えるとうれしいですね。タイトル戦を戦っていると全国を回るんですが、そこでいろんな人と会えるのが一番いいなと思うことです。人と人との出会いですね」
Q.いつまで続けるんですか?
里見「興味がある限り一生ですね」
清水「現実味がある質問ですね(苦笑)。わからないですけど、情熱がある限りは続けていくと思う。やっぱり好きで始めたことなので、一生やっていくと思います」
(文)