2012年1月22日 (日)

里見女流名人、「エース」中飛車を投入

20120122_23本局で後手番を持つ里見女流名人の作戦は、飛車を中央に振る中飛車。二人の対局ではここ2局で里見女流名人が四間飛車を指しており、中飛車の投入は見送られていた。本局では満を持してエースが登板。これでスコアをタイに戻せるだろうか。
一方、迎え撃つ清水女流六段は▲4六歩と突き5筋を下から受ける姿勢。最近は▲3六歩~▲3七銀の形が流行しているが、本局の先手の作戦も中飛車にとっては未解決の変化だ。桂を使い、歩の下から駒を押し上げるのが清水女流六段の好み。二人の得意形が真っ向からぶつかった。


(文)

対局開始

9時、立会人の佐藤七段が対局開始を告げる。「定刻になりましたので、第38期ユニバーサル杯女流名人位戦第2局、挑戦者清水女流六段の先手番で開始してください」。清水女流六段の初手は飛車先を伸ばす▲2六歩。里見女流名人が△3四歩と角道を開けて応じ、第2局が始まった。

079

082

0851

089

099

103

(文)

準備が進む

互いに一礼したのち、里見女流名人が駒箱に手をかけた。里見女流名人が王将を据え、清水市代女流が玉将を据える。二人が駒を並べる間、報道陣のカメラのシャッター音が絶えず響いていた。

044

045

050

0551

057

062

066

(文)

両対局者、入室

8時50分頃、里見女流名人が入室。続いて清水市代女流が入室し、両対局者が揃った。

009

007
(立会人の佐藤七段)

015

021

023

030

031

040

(文)

Twitter解説は吉田正和四段

Yoshidamasakazu_2本局のTwitter解説を務めるのは吉田正和(よしだ・まさかず)四段。
戦型予想については、「清水女流六段の居飛車、里見女流名人の中飛車と予想します」とのことだ。


(文)

第2局、本日9時より対局開始

まもなく第2局が始まる。対局室では立会人の佐藤七段、記録係の坂井三段が準備を進めていた。

004

001
(けさの野田市は曇り。パラパラと雨が降っていた)

(文)

2012年1月21日 (土)

対局の見どころ

両対局者が退席したのち、立会人の佐藤七段、聞き手の安食女流初段によってあすの対局の見どころが紹介された。

3561

安食 私は四間飛車党なので、第1局で里見さんが四間飛車を採用しているのを見て、明日の作戦が非常に気になっているのですが。
佐藤 里見さんと言えば中飛車か三間飛車ですね。現代的にはこれが二大戦法で、得意とする棋士も多いです。どういった心境の変化でしょうか。
安食 私も自分なりに考えてみたのですが、里見さんは大山康晴全集を並べているという話を聞きました。なので大山先生をイメージして四間飛車を指しているのかなと想像しています。
佐藤 大山先生といえば振り飛車ですが、そんなに四間飛車ばかり指していたわけではないんですね。中飛車も指していましたし、三間飛車も指していました。満遍なく指していましたね。ただ現代の指し方とは違うんです。
安食 では古い指し方も指しこなせるように、ということでしょうか。
佐藤 中飛車と三間飛車だけでなく、芸域を広げていきたい、ということだと思います。先を見据えて大きく成長したいということでしょう。
安食 となると明日も四間飛車が採用されるのでしょうか?
佐藤 ただ、清水さんから見れば四間飛車に振ってもらえるのはありがたく感じているのではないでしょうか。女流名人位戦で2年連続ストレート負け、このときはゴキゲン中飛車と三間飛車でしたね。また他棋戦ではありますが甲斐智美女流王位にもこの二大戦法に苦戦していましたし。

358

佐藤 第1局は出雲、里見さんの地元で清水さんは完全アウェーでしたが、第2局の野田市は関根名人の生誕の地ということで、清水さんは関根名人のひ孫弟子なので、ここは清水さんの地元みたいなものでしょう。
安食 里見さんも笑顔でしたね。元気だったような気がします。
佐藤 里見さんは1局目を失って、もし明日負けてしまうとカド番に追い込まれてしまって、本来は気が気ではないと思うのですが。清水さんと何度も対戦するうちに、立ち居振る舞いに風格が出てきた気がします。
安食 そうですよね。お二人は終盤も強いのですが、明日はどういった中終盤になるでしょうか。
佐藤 ええ、熱戦必至だと思います。私も楽しみにしたいと思います。

357

(文)

食事

前夜祭では彩り豊かな料理が食卓を飾った。ここではその一部を紹介する。

363

361

360

364

(文)

カテゴリ