第39期五番勝負第4局 Feed

2013年2月15日 (金)

昼食休憩

5112時、図の局面で昼食休憩に入った。休憩までの消費時間は▲上田1時間17分、△里見1時間19分(持ち時間、各3時間)。昼食の注文は里見女流名人がうな重・竹(ふじもと)、上田女王が玉子雑炊(みろく庵)。対局は13時に再開する。


(牛蒡)

控室にお菓子の差し入れ

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(桜の和菓子)

(牛蒡)

先手が仕掛ける

3736手目△4三銀に上田女王が▲6五歩(図)と仕掛けた。滝七段はすぐに△6五同歩▲同銀△4五歩▲同歩△3六歩▲同歩△4六歩▲4八金△3六飛▲4四歩△5四銀▲3七歩△3五飛▲5四銀△同歩▲2四歩(参考図)を継ぎ盤に示す。


S37参考図の▲2四歩が手筋の突き捨て。さらに進めるなら△6六歩▲同角△6五飛▲6七歩△2四角が一例だが、「2四角が質駒だからねえ」と滝七段。この変化は後手が思わしくないようだ。先手陣は金銀2枚とはいえ穴熊である。後手は丁寧な指しまわしが求められる。


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(早い時間帯から仕掛けた上田女王)

(牛蒡)

鳩森八幡神社

鳩森八幡神社では梅の花が咲き始めている。
春はすぐそこまで近づいてきているようだ。

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(こちらはツバキ)

(牛蒡)

里見女流名人が長考中

35図の局面で里見女流名人が最初の長考に入った。その2手前に先手は▲4七金と上がっている。どうやら先手は3筋を収めて、次に▲6五歩から動く手を狙っているようだ。ならば後手はどのような形で待つべきか。滝七段は△5四歩、△9五歩、△1二香、△4三銀を候補手に挙げている。


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(里見女流名人は序盤から時間を使っている)

(牛蒡)

10時ごろの控室

対局は25手目まで進み、すでに前例はなくなっている。しかし序盤戦ということもあって控室はなごやかな雰囲気。本格的な検討開始は、しばらく先になりそうだ。
控室にはスポーツ報知(本棋戦主催)の本日の朝刊が置かれていた。両対局者の抱負が掲載されている。

【女流名人位戦】里見女流名人、4連覇へ「ミスなく指せれば」

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(滝七段=手前と田丸昇八段)

(牛蒡)

対抗形

17上田女王は第2局に続いて居飛車を採用。対する里見女流名人は角道を開けたまま四間飛車に構えた。角交換四間飛車のオープニングかと思われたが、里見女流名人は角を換えずに12手目△3二飛と振り直す。一連の手順について、吉田五段は「一手損で升田式石田流に組む狙い。実戦例が少なくて未知の部分が多い」と解説する。第2局の阪田流向かい飛車もそうだったが、里見女流名人が趣向を凝らした序盤戦を展開している。


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(上田女王は対抗形が得意。居飛車と振り飛車のどちらを持っても指す)

(牛蒡)

対局開始

定刻の9時に対局が始まった。
上田女王の初手は▲7六歩、里見女流名人は2手目△3四歩だった。
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(記録係の青嶋未来三段)

(牛蒡)

対局者入室

8時49分、上田女王が華やかな和服姿で入室。
8時52分、続いて里見女流名人が入室。こちらは颯爽としたスーツスタイル。
互いに席に着き、一礼が交わされて駒並べに入った。
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(里見香奈女流名人)
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(挑戦者・上田初美女王)
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(牛蒡)

東京・将棋会館

本局は東京・将棋会館の特別対局室で行われる。
また、銀沙と飛燕は関係者控室として使用される。
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(牛蒡)

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